特別支援教育 実技研修会 終了

テーマ 「心理検査の実技研T」〜心理検査とは、心理検査の実施の仕方〜
日 時 平成26年6月27日() 1:00〜1:00     
会 場 石狩教育研修センター     
講 師 平口山 木綿
(北海道立特別支援教育センター
参加者 25
研修会

ようす
   
    
 今年度第1回目の実技研修は、田中ビネー知能検査Xの初心者を対象とした研修会です。
 まずはじめに、講師の平口山木綿氏より、「検査の結果は、日常の観察の結果と統合されて初めて意味をもつ。」との説明がありました。

 

 田中ビネーVは2歳頃〜成人まで幅広い年齢級の知的発達段階を把握できるが、検査用具が非常に多種多様であるという特徴があります。

 実際に検査用具を手に取りながら、検査の手順や実施方法を学びます。
 ペアになり、検査者と被検者にわかれて実技を行いました。
 被検者役は児童・生徒役になりきり、想定される回答を実演し、検査者はその対応や結果の解釈等について考えます。

 結果の解釈は、ペア同士で意見を出し合いました。色々な視点での解釈を交流することができました。

 平口山氏からは、検査結果は被検者の利益に繋がることが重要であると説明がありました。
 

知能検査の内容を知ることで、子どもの発達の仕方についても学ぶことができました。

 
 検査結果の数値だけで判断するのではなく、誤答の分析によって子どもの特性を捉えたり、得意な力を活用して指導や支援に活かすことが被検者の利益となる。
 非常に丁寧な説明で、初めて検査に触れる先生方にもわかりやすい研修会となりました。